ウサ琴2・臨時増刊
![]() 仮組みと初音出し
やっぱり音が微妙に違ってますね~。ま,違ってなきゃ困るんですが。 ![]() イ号がいい音だろう,というのは予想通り。教科書どおりの月琴の構造ですから。 ただちょっと揺らしたり,演奏姿勢が崩れたりすると,中の響き線が景気良くガンガラガンガラ鳴り響きますね。その点はすごくセンシティブ。 意外だったのは,オープンバックの状態ではあまり感心しない音しかしなかったニ号が,裏をふさいだとたん見事に鳴ったこと。4面中,もっとも単純な構造ですが,音のふくらみがいちばん大きい。 響き線の効果も音全体にかかっています。 ![]() 凝った構造にした割にはロ・ハ号がちょっと物足りないかな~と感じます。 もっともウサ琴,月琴の音色としては申し分ないのですが。 もうちょっとなんかあるかなあ――という期待が大きかったせいかも。 ただハ号の音色にはかなり特徴があります。やはりあのフシギ構造が効いてますね。 余韻に混じるうねるような効果。スプリング・リバーブっぽい感じです。 |