ウサ琴1(特別増刊号)
ウサ琴1(特別増刊号)
現役フリーランス巫女ミュージシャン,語り部のミウさんのところへ同性ながらお嫁に行っていた,ウサ琴初号機 ,メンテのため里帰り。 出来上がってからまだ一年たってませんが,数々のライブで使っていただいておるので,若造のクセにあちこち迫力がついております。 また部材が乾いてきたせいか,当初はややくぐもっていた響きが,だんだん澄んだものになってきたような気がします――やっぱり楽器は使われてこそ育つんだねえ。 このキカイに中のキカイをイジくり,パワーアップを図ります。 なにせこの楽器,初ウサ,初エレキだったもので,あちこち工夫が足りません。 PUも圧電素子1枚をボリュームとジャック♀につないだだけ。 出力が足りず,小さなアンプだとほとんど聞こえないくらいです。 前回のカメ琴パワーアップで自信がつきまして,今回も圧電素子直列方式でまいります。 今度は3枚だっ! 3cm径のを2枚,糸倉の裏の左右に。 もう1枚,小さい2cm径のをボリュームの横,高音側の楽器中央付近に貼り付けました。 あんまり中央に近づけると,響き線にぶつかってしまいますので,それよりはちょっと下のあたりですね。 また前回はウクレレやギターの人のサイトを参考に,厚めのクッション付き両面テープで貼り付けたんですが,ウサ琴の場合は,ふつうの両面テープか接着剤で直接貼ってしまった方が良いようですね。 ウクレレやギターよりも板が厚いですし,桐は材質的にも柔らかいので,クッションなしでも音が割れたりするようなことはないようです。 今回は,クッションのない薄い両面テープで貼り付けてみました。 前は出てなかった余韻・残響の部分まで,よりクリアーに,けっこう拾ってくれてるようです。 さて…改造作業終わって,試奏していると,怪奇な現象が…… …弾いてますと,どこからともなく,ひそひそとナニヤラ声が聞こえてくるのです。 …はじめは外部の音だと思ってましたが,ヘッドフォンをはずすと聞こえなくなる… …ヘッドフォンを付けて,ボリュームをあげると……ウサ琴のノイズに混じって人の声…それも小粋なアメリカン・ジョークが! ぎゃあああああああああああっ!!!!!! 出力があがって音を拾ってくれるようになったのはいいんですが,あがりすぎたのか(?),どうやらラジオか何かの電波を拾っているようです。原因がウサ琴自体にあるのか,自作アンプ・マスヲさんにあるのか,はたまたこの組み合わせの時に起こるのかは不明ですが,ウサ琴のボリュームをある位置にすると聞こえるようになる不思議な現象です。 カメ琴ではなかった現象だし,改造前にはこんなコトありませんでしたが……。 うーむ,電工の世界はファンタジーだなあ(汗)。 ウサ琴初号機・音源集(MP3) |