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明治大正期楽器商リスト

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斗酒庵 資料を公開す の巻明治大正期楽器商リスト


  人により,調査の方法というのは千差万別である。
  しかし,民俗学をはじめ,博物学から派生した研究学問の多くは,たった一つの方法論しかもたない。
  すなわち「あつめて・ならべて・くらべて・かんがえる」である。
  この種の研究では,一人の人間の一生のうちに,「あつめて」から「かんがえる」までを通しで達成できたなら,それは奇跡のような幸福である。しかし,それぞれの一段階,いや,その一段階の数%に関わり,一生を捧げただけであったとしても,人類の叡智への貢献という意味の中では,その功績は等しく尊い。
  庵主は深大なる叡智もなく,ケダモノのようなカンも持ち合わせていないので,恥ずかしながら,何かを「発見」するための方法はいつも同じである----いわく,「シラミつぶし」。
  その本の中にその情報があるのが確かなら,どんな大部の本であったとしても頭から一枚づつめくってゆけば,そのうち望みの項目にぶつかる。ある種の本の中にその情報があるのが分かっていれば,その分野の本をすべて一枚づつめくってゆけば,そのうち望みの情報が集まるものである。
  無論手間だし,一人の人間が独力でやれることはたかが知れている。
  しかし,拙いものでもやれるだけやって公開しておけば,次にそれを使うものがまったくの0からはじめなくて済む。
  人の叡智は,そうやって紡ぎつがれてきたのだもの。


  というわけで,誰かの何かの役に立つだろうと思われますので,国会図書館・近代デジタルライブラリーの資料中から抜き出した,明治~大正期にかけて存在した楽器商のリストを。
  もちろん,庵主が調べえた範囲のものですので,まだまだ疎漏。のちのち改訂して行く所存ではございますが,とりあえず公開いたします。

  誤字脱字の発見,またここにある以外「こういう資料に楽器屋の広告が。」「この本に楽器屋の情報が。」という情報がございましたら,是非ともご一報,ご協力くださいませ。

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