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改訂版・月琴の弾き方(3)

PLAY03.txt(2012)
斗酒庵流 明清楽月琴演奏法改訂版・月琴の弾き方(3)

STEP2 弾いてみよう!

  さあて,いよいよ実践編。
  楽器の準備はよろしいですか?
  弦の音はちゃんとC/Gあたりに調弦されてますか?

  ----よろしい!では,ハジメましょうか。


  んではピックを持ってみましょう。

  基本は影絵のキツネさん。人差し指の根元に,ピックのお尻を当て,キツネさんのお口に先端をくわえさせます。そして最後に,親指を少しだけ人差し指のがわにズラしてください。
  まず動画1。ピックの持ち方です。


  すみません。うちの古いデジカメをビデオモードにして撮影したんですが,音が録れないの忘れてたんで絵だけです。

  ピックの固定は人差し指の付け根と親指で,ピックの先端を中指の腹に当て,中指の動きだけでピッキングをします。
  同じトレモロ奏法でも,マンドリンやギターのそれと違って,手首はほとんど使いません。
  それを大仏さんの手のように,手のひらを上に向けて,半月の上に置いてしまってもヨシ,小指のあたりを半月の下っ縁にひっかけてもヨシ。ピックを伸ばして,左右に糸を弾く----というより,二本の糸の上ッ面を「こする」とか「ひっかく」感じで弾きます。

  動画2~4。ピッキングを色んな角度からどうぞ。この左右の動きを細かくしてゆくと所謂「トレモロ」になるわけですね。


  つぎに楽器の持ち方,構え方。

  清楽月琴は,琵琶などに似て,かなり立てて構えます。
  楽器を膝の上に乗せ,小さな子どもを後ろから抱っこするみたいに胴を抱きかかえてみてください。おそらくその位置が,楽器のいちばん安定する場所。
  それぞれの楽器で,いちばん安定する位置やバランスの重心がちょっとづつ異なるので,まったく同じにはなりませんが。
  動画5。正面から見るとこんな感じ。


  動画6~8。持ち方・構え方を色んな角度からどうぞ。
  楽器のほかに,むさくるしいものが一緒に写ってますが気になさりませんように。


  月琴のネックは,三味線やギターなどと違って「握り」ません。親指の腹を棹の背にあててるだけです。親指一本を棹の背に滑らせて,膝の上に乗せた楽器のバランスが自由自在にとれるようになったら合格ってとこですかね。


  高音部を弾く時には,手を楽器の肩に乗せて指だけ伸ばす感じですね。庵主は手が小さくて,これでは最終フレットまでとどかないので,左手を完全に離しちゃいますが,慣れてくると片手放しだろうが両手放しだろうが,楽器の位置は常に安定していて,膝から落ちることはまずありません。

  動画をもうちょっと大きい画面で見たい方は,ゆうつべにて「JIN1S」で検索してみてください。
  月琴関係の動画が多いのですぐに見つかるとは思いますが。


(つづく)

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