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カメ琴2号(2)

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斗酒庵 ふたたびサイレント月琴を作る の巻2013.4~ カメ琴2号 (2)

STEP2 鳴くカメ


  さて,カメ琴の1号はエレキとは言っても,アキバで¥100くらいで売ってる「圧電素子」というものをピックアップとして,それにボリューム抵抗とピンジャックを線で結んだだけのシロモノです。エレキ楽器として使うには,これをアンプなりにつながないともちろんマトモな音は出ません。
  まあもともとコンセプトが 「サイレント月琴」 なわけですから,普段は音出なくても一向にけっこうなのですが,ふだんちょいと使う時の用のアンプとして,木のマスにアンプ回路とスピーカーを仕込んだ 「マスヲさん」 というものも何個か作りました。

  今回はこの二つを合体させて,アンプ&スピーカー内蔵の楽器といたします。
  うむ,1号もハナからこうしておけば,わざわざアンプ,別に持ち運ぶこともなかったんだなあ。

  まずその前に胴体構造の補強を済ませてしまいましょう。


  お尻のところの左右にブロックを接着します。
  ホンモノの月琴と比べると,この楽器の胴体は直径で5センチほど小さいので,半月はこのあたり,楽器のお尻ギリギリのところにのっかります。力のかかるところなので,土台をすこし広げて安定させてあげようと思います。


  骨組みばっかりじゃイメージがまとまらないので,表板を切り出して仮にへっつけてみます。

  黒いのは指板に使ったのと同じタガヤの薄板。
  アンプとかスピーカーはこの上に仕込むこととします。
  スイッチやボリュームはナットで固定しますが,桐に直接だと,柔らかい木ですから,すぐ穴が広がってユルユルになっちゃいます。
  そこで桐板の下にもう一枚板を仕込んで,回路はおもにこの丈夫な板のほうに固定するわけです。


  この回路の板の外がわに壁を作り,アンプの部分を小さな箱におさめてしまいます。
  棹の余り材で作りました。カツラの板を3枚重ねたものですね。


  さて,そのほかの部分もどんどん進行させてゆきましょう。
  糸倉に軸孔をあけます。
  今回は古式ということで,あまり角度のついてない,糸倉からほぼまっすぐ真横に出てる感じにします。
  軸はうちの定番,スダジイ。
  丸まっちい古式の糸巻きにしようかとも考えましたが,エレキ月琴では,テンションのキツいナイロン弦を張ったりするので,操作性のいい六角軸にしておきました。


  表板を切り出します。
  じつはこれ2枚目で……1枚目はいまいちイメージと合わなくなって,けっきょく破棄しました。(汗)
  指板がほんの数ミリ,胴体がわに食い込んでいるデザインにしてあるので,まずは上端に切れ込みを入れます。
  左右両端,寸法が足りてませんが,スケスケが売り物の楽器ですので,板は全面覆ってなくていいわけですね。


  板が貼りついたら,周縁と内側,だいたいのところで切り抜きます。
  まだちょっとおデブさんっぽいですね。(w)

  これをシェイプしながら,イメージに近づけてゆきます。


  厚みを指板と面一に落としながら,全体の形を整えます。
  板の左右端はこう,なだらかに胴体の輪っかにかぶさってゆく感じで----
  かなりスマートな感じになりました。


  回路部に孔をあけます。

  いちばん大きいのは,スピーカーの穴。
  今回使うスピーカーは前にミニ・アンプ,マスヲさんシリーズで使ったのと同じ,¥100均屋で売ってるテレビにつなぐミニ・スピーカー----ほら,「テレビの音が近くで聞こえる」 ってやつですよ。
  出力は最大で2.4Wですから玩具みたいなものですが,練習の音出しならこれで十分。
  Line-outの出力端子も別につけるので,ライブの時なんかはそっちをつなげばいいわけですね。

  つづいてそのLine-outのピン・ジャックの穴,ボリューム抵抗に,スピーカー/ジャックの切替えスイッチ。

  あと,このほかに電源スイッチがあるのですが,この時点ではどこにつけようかまだちょっと悩んでて,穴あけを保留しております。

(つづく)

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